カナヘビ



カナヘビ水神社@2011年初詣。ここの賽銭を無断で持って行って資本にすると必ず成功するらしいです。神様から借りるから踏み倒せないってことで。持って行けば良かったな〜。というわけで、恥ずかしながら?昨年の目標は「ベストを尽くす」だったのですが。今年の目標は「欲を出す」にしようかと思っています。「精を出す」とかでもいいかもな・・・。恥ずかしながら。そんなこんなで今年もよろしくお願いします。


さてさて、前回のブログからだいぶ時間があいてしまいましたが、何をやっていたかといえば、主に松戸アートラインプロジェクト・・・。こんなことを書くと、アートラインで検索してこのブログに辿りつく人が多そうで怖いのですが。どんなプロジェクトかというと、松戸という、都心からは離れ完全なベッドタウンになってしまった街を舞台に作品を制作/展示するというもの。松戸は、バブルの頃にはたくさんビルが建てられたのですが、いまではほとんど「テナント募集中」状態。街の人も、買い物するにも遊びに行くにも都心に出かけてしまいます。一方で、松戸駅周辺は河岸段丘と呼ばれる地形でできていて、川と山(台地?)の豊かな自然に囲まれています。それらの都市のスキマ空間をうまく利用して、アートで街を魅力的ににしようというプロジェクトです。そう言ってしまうと、どこにでもある陳腐なアートプロジェクトなのですが。今回の面白いポイントとしては、予算に雇用対策の資金を用いていること。関わったスタッフはもちろん、作品を制作/展示するアーティストも緊急雇用!してしまって、制作費やアーティストフィーを給与として支払うという形をとっています。つまり、アーティストに対しては、アーティストの作品という最終的な成果物だけでなく、そこにいたるまでの過程や時間を仕事として認める、という。こういうお金の出し方をしているアートプロジェクトは、なかなかないですよね。ただ、そのため勤務表を書かなきゃいけないとか。アーティストとしては、かなり珍しい制作活動ができるという。スタッフが少なくて、ぼろぼろだった部分も多々ありましたが。松戸のポテンシャルをだいぶ引き出せたのではないかと思います。街の人たちをハックするというか、仲良くなっていろいろとやりやすくなったという意味では、おっとり社やらまちづとしての動きにもポジティブに作用しそう。